メモ

避難所。

残務処理

先日、病院に行ってきた。


娘は彼氏と別れて、チョロチョロと見えてしまう場所で、いろんなことを言いふらされ傷ついていて。それはそれとしてと、学校や家での生活をに持ち込まないように努力はしていた。が。


毎日クタクタになって学校から帰ってくるから、夜はギリギリまで動画で癒しタイムをとり、バタンキューなんだけど。どうも夢見が悪い様子。SNSでは斜めに構えたくてしょうがない発言がジワジワと増えて。


転校して1週間たって。
娘は言った。



結局どこも一緒なんだって。
面倒な事ばかり。
相手の気持ちなんかどうでもよくて、平気で気分を垂れ流して。
少しでも、自分との関係を思って何か言おうものなら、排除したがる。
その為に仲間を募る。
直接分かりやすい嫌がらせはされなくても、コソコソと陰口を言われたり。
その時感じた感想を、どんな内容か考えることもなく、誰かに垂れ流してるのが普通。


学校は辛い場所。
しんどい場所。
行きたくない場所。
イライラが溢れてる。


みんなそれが普通なんだってわかった。
じゃあしょうがない。
学校に行くのは自分に必要だから。
学校が楽しいから行きたいだなんて、おかしい事なんだとおもう。



病院に行く前日には、その態度と物事の捉え方に悲しさが我慢ならなくなったあたしと衝突していて。


でも、先生に言えなかったって。(物凄く忙しそうだった


あたしも、自分の不安要素について話したんだけど、神経が過敏になっているからしょうがない。




娘を通院させるようになってから、娘の症状に対処しているという事実がメインになっていたから…。久々に、そうだったと。この先生とあたしが相性合わないと感じた場面が再び。でも薬はいただく。



娘も慢性化している頭痛に処方してもらっている薬が効かなくて、市販薬を足している。
何かい訴えても「まあ、効かないでしょうね」って…イ〇なら効いてるんだよ~



グッタリだった。






そして今週、学校では課外学習があって。
転校当初は、行きたくないとそっぽを向いていた娘も、頑張って行ったんですよ。
帰宅した娘に、どうだった?と聞いたら、グループの女子が分裂したと。
転校生の自分と話をしてくれる子に、そっちがいいなら一緒にいればいいじゃんと、あからさまな態度を取られたそうだった。


まあ、ふつーなんだよね。
そんなもんなんだよ。


つかれたーと、動画やらなんやらに手を伸ばした娘を待ち受けていた…元カレからのメッセージが…地雷ドーン




娘と彼はお互い本が好きで。
娘と違ってお小遣い際限なし状態の彼は、本を沢山もっているのでね。お借りしていたんですよね。引っ越すとき、あたし言ったんですよ。引っ越し中に何かあっても困るから、一回返しておいたらと。娘も、借りてる本を汚したりしちゃったら大変だから一回返すよと言ったんだけど。彼は「いやいいよ。別に。大丈夫。持ってて」と言われて。



お別れした時、娘が返したいから都合のつく日にちを教えろと、メッセージしたものの、音沙汰なしで…娘はそれがずっとイライラだったんですよね。




家に来るな面倒になる。
傷つけたり汚してたら買い直しておけよ。
本以外にも俺のモノ全部返せ。



それを観た娘、発狂レベルでブチギレ返信。
もうチャットで罵倒の嵐。



あたしは、相手のご両親を見ても、彼のこれまでを思っても、これは面倒になる予感がすると。物を返しても、アレが汚れてただの、貸してもいないものまで帰ってきていないだとか、そういう難癖を続ける可能性があると判断。


あまり煽るなと、娘に言わずにいられなかった。
娘は、怒り爆走で気持ち良く相手を罵っている流れにストップバーが降ろされたもんだから、火に油になってしまった。



結局、今日、二日目の課外授業。
お腹が痛いだのなんだのと。
察してチャンMAX。
あたしも…神経すり減らしてんだって…
休みたいなら休みたいって、ちゃんと言いなさいよと、怒ってしまった。


それを受けて、行かないとは言ってないと、怒って家を出た娘は。
5分もしないで、戻ってきた。



行きたくない。と玄関に突っ立っていた。





なので、今日はお腹が痛くていけませんということにして。



代わりに、彼の家まで荷物を置きに行って、片づけてしまおうということにした。




あたしは、カツアゲ恐喝じみた行為をしそうな家族(そうです。家族がそういう空気なんです)を相手に、娘が自分の後始末をしに行くだけで済まないかもしれない不安がぬぐえないし。今の娘の精神状態で、上手い事…いやいや、普通に事をすまして、ストレートに悲しんだり凹んで終われるとも思えない。何もしなかったとしても、あたしが姿を見せるだけでも、証言を取れるし。二人で行っちゃおうと。行ってきた。


結果、あたしも行ってよかったと思った。
ご両親は居なかったけど、出てきた彼は明らかに威圧的だった。
あたしの姿を見て、ものすごく焦っていた。
娘が一人で来たとばかり思っていただろう。
オラつきまくって、まるでチンピラだ。
あたしの存在は子供社会の中だけでとれる態度を混乱させることでしょうよ。
そこに直れ。


娘が荷物を渡したら、中をチラチラと覗くようにしていて、娘は何も言えずににらみを利かせているし、相手も黙ってただ袋の上からつまらなそうにのぞいてばかり。時間が勿体ない。



「確認してください」とあたしが、ゆっくり明るい声で言ったら、彼は「いや、大丈夫っす」と小さな声で言った。



「確認。しなくて大丈夫なの?」
「あ、ハイ。多分」
「大丈夫なのね。わかりました」



言葉の確約を得て、あたしは笑って「じゃあね」と背中を向けた。
むすめは後についてきた。


帰り道。
娘はようやくスッキリとした顔で笑った。



今回は、大人としての勘にさわるものがあったし、あんたたちの関係が普通じゃなかったこともあったから、あたし出しゃばったけどね。
あんた、自分の後始末は自分で出来るようにしなさい。
自分が始末できる範囲で、物事を行うってこと。
新しい学校の人間関係に、ママは基本口を挟まないつもりだからね。
自分が責任とれるかどうか。どうにでもなれって気持ちで人と関わっちゃいけない。
ちゃんと考えながら、判断しながら、人と付き合いなさいね。



娘は、はーい。と、気の抜けた返事をした。



ついでだから、実はもうひとつ。
娘の中でしこりになっているものを、取り除いてきた。



彼の家に行く途中に、実家がある。
実家の前を通った時、父親の車が無く不在が確認できたので。
娘にチャンスを与えに行った。



家の前から母に電話をかける。
家の前にいるというと、母は、上がってきてと喜んだ。



1カ月ぶりに、バアバに会った娘。



学校のこととか引っ越しのこととか、お金。
助けてくれてありがとう。



やっと言えた。




ジイジは危険人物だから、迎合して見せる癖がついていた。
バアバは、口うるさくコントロールしようとするのが我慢ならなかったし。
それによって母親であるあたしが削られていくのを見ていて、反発するスタイルが意固地になってしまっていたのだ。


バアバの前では絶対に笑って見せたくないと、意地になっていた。
母もよく「笑って貰えない」と嘆いていた(自業自得ではある




だけど、今回の大脱走のガソリンを投資してくれたのは、バアバだって。
娘は分かっているのに、今までの態度を崩すわけにいかず。
自責の念がグジグジしていたのだ。


感謝していると伝えられて、母がとても嬉しそうに孫を抱いて、肯定する言葉を繰り返したら。娘は数年ぶりに、バアバ相手に大きく笑ってみせることができた。





母は変わらない。これからも隙あらばコントロールしようとするだろう。
だけど、和して同ぜず。



本当は感謝してるのに、それとは別の関係性が、どうしても蓋をしてしまって苦しかったんだよね。



言えてよかった。


帰り道、娘が心底ほっとしたように言ったから。





今日は休んで良かったなと。



気持ちが部分的に晴れて、明日に向けても気が楽になればいいな。



結果オーライ。ということにします。



後は彼からの追撃(親含む)が来ないことを念じとく。



しかし疲れた。

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