むすんでひらいて

表向きでは不要なのに湧き出てしまう思いや考察。 自分を暴き、宥める作業。避難所。

休息とは何か

・・・昨晩ヤサグレMAXで、自制してたものを打ち殴って、もう何にも知らんとお酒を飲んで、次の日のことなんか知るかとダラダラお風呂して、引っ繰り返った。




そう…引っ繰り返ってた。



湯船から出たのは覚えてるんだけど。


意識が戻った時、出しっぱなしのシャワーに打たれながら、椅子から前のめりに落ちたんだなっていう、ありえない姿勢で。


どのくらいこうしてたのか。笑えた。


吐き気と、脈打つ頭に合わせて途切れ途切れになる意識が気持ち悪くて。
なんとかシャワーの水温レバーを最低までガッと下して。洗い場に大の字になって。


少し眠った。



楽な姿勢に落ち着いて、自分の心臓の音が良く聞こえる気がして。頭の中で笑ってた。




真夜中の出来事なので。
誰も気が付く人がいなかった。
発見されたら、最初ビックリするよね。事件っぽい。笑える。
生きてるのが分かれば、面倒臭いと怒られるだけだ。




起き上がれるようになったら、吐いた。



身体洗うのも髪洗うのも面倒で、適当にして。
脱衣所に移動してから、また横になって。笑えた。




普段、お酒を飲まないのもあるのかな。
あたしにとって、お酒とは鬱憤を晴らす為のアイテムじゃないんだよね。
楽しい時、ご褒美みたいに添えるものなんだよ。



飲まなくなって、どれくらいたつのかな。
一緒に飲もうよって誘ってくれる人もいないし。
そういう気持ちになることも、まあ、ないよ。



気が済むまで深夜の脱衣所で、マッパのまま眠っていたら。
トイレに起きてきた娘が、明かりに気が付いたのか覗きに来た。



ひっ。て言った。笑える。


何、大丈夫なの。って凄く面倒臭そう。笑える。


大丈夫(ハアト
って言ったら、あっそ。って居なくなった。笑える。



フラフラしながら、裸で廊下をペタペタ歩いた。笑える。



適当に髪を乾かして、ベッドに入ったら、見上げた窓から綺麗なお月さま。






うとうとしてるうちに。
もう娘がチャットしながらゴソゴソ動いてた。


眠くないはずがないんだからと、あたしは布団から出ないことにした。




やっと、眠った。



すぐ起こされたけど。


やっと眠った。



嬉しかった。ねたぞーって。



まだ身体はフラフラしてて、牛の歩みかってペースで顔を洗う。
なんとなく身支度する。



夕方近くになって、やっと歩けるようになった。



台所に行ったら、祖母がメッチャ切れてる。笑える。



ほうれん草の胡麻和えだけ、さっさと作って、薬を買いに行ってくると家を出た。






なんでもいいから、独りで出来ることで、自分が気持ちよくなれるはずのもの。



近所のカラオケに行ってみた。



顔見知りの店員さんに笑って挨拶をした。
久しぶりに笑った気がした。


たまたまそこに、これまた顔見知りの人に偶然会った。
その人についての予備知識が、ギュインと頭を駆け巡った。
そこでも笑って話をした。





カラオケは微妙だった。
やっぱり歌詞が気に障った。


何ならいいんだと溜息が出た。



歌詞じゃなくて、歌い慣れたものシリーズでいってみようと。
Coccoの星の生まれる日を歌ったら、95点出た。
これで良いのか分からなくなっているけど、ちゃんと歌えているのかと、不思議に思った。



星の生まれる日を歌ったら、とても皮肉っぽい歌だなと思った。
今まで悲しいくらいやさしい歌だと思ってきたけど。


わたしの肋骨(はしご)から
空へと登りなさい


髪の毛を伝って
頭に足をかけて
今すぐ飛んで行けばいい
遠くへ旅立てばいいの


ああ
あなたが星に着くころ
ああ
わたしは独り泣くから


壊した幸せと
犯した罪を合わせ


ロープを編み上げて
命を繋げばいい


乾いた 罰を置き去りに
想い出 背負うこともない


ああ
きのうを許せるように
ああ
明日を愛せるように


縛った手を
離してあげましょう
西の空へ
放してあげましょう


わたしを
忘れてしまえばいい。



いじけた母親ってこんな事言いそうじゃない。
あたしかよってなんだか笑えた。
心境が違えば、捉え方がこうも変わるモノなのね。


それならばと、挑んだのは失恋ソング。


うーん。すっごいシックリくる。
数曲歌って、腹立つけどこの路線だなって納得した。



ちょっと前。
あたしが娘を思って、胸が熱くなった曲。




米津玄師 MV「Lemon」




歌ってみたら、笑えた。





あたしは、父の事も、家族の事も、ウンコだって。
娘がいるんだから、そう踏ん張ってきて。
あんなものの中にいても、二人の時間はあたしたちだけのものにしようって。



だけど、負けちゃった。




結局、あたしは実家に、父に、勝てなかった。


あたしは元々出来の良い人間じゃない。
それでも娘の事に関しては、髪を振り乱して必死に向き合って逃げずに来た。
頑張った。メッチャ頑張った。


あたしと娘は、二人で家族だと、頑張ってきたけど、敵わなかった。




カラオケしてるたった2時間のあいだに、スマホの着信が6件。


あいつら気は確かかと笑えた。




カラオケから出た時、7件目の着信があって。
それは実家からじゃなかった。
娘の学校からだった。


娘と仲良くしている例の男の子が、学校に来なくなっている。
娘なら事情を聞いていないかと思ってと言われた。


娘は聞いているかもしれませんね。
あたしは知りませんよ。話されていないから。



まだ、なんでもかんでもあたしを相手に、話して発散していた頃。
娘は言っていたな。


あの子は家庭の事情が複雑で、学校でも虐められてるんだ。って。





笑える。




人との出会いは。
確かに様々な形がある。



でも、娘が泡を食ってつかむのは、傷を舐めあうものが大半だ。


あれだけ毎日描いていた絵も、ひとの本棚漁って夢中になっていた読書も。
感想を述べながら丁寧に遊んでいた歴史もののゲームも。


あの子、どれだけ触っていないんだろう。




娘が夢中になるもので、人と繋がれたらと。
連れて行った沢山のイベント。
そこで年齢や職業を飛び越えて知り合った人たちとの交流の場を、どれだけ利用していないだろう。




そういう時期もあるわよね。




だけど、食いつかずにいられない関係性が、傷を舐めあうってのは。



そうねえ。


それを噛締めるのもまた人生か。



あたしはもう、ゴメンだからなあ。



できれば、自分がウキウキするような、やる気がでちゃうような。
そういう関係性に惹かれた方が、生みだせるものが楽で幸福度も高いから。


そういうものを、見せてきたつもりだったけど。




まあ、拠点がコレですしね。



これまた、負けたってことなんでしょう。




相手が複雑な状況でも、一緒に浮上できるような関係にするならいいんだけどな。
どうもそれが出来ないみたいだし。



完敗。


カエルの子はカエルとは、よく言ったものだ。






今後どんなふうになるのかね。


あたしはこれまで、惜しみなく応えてきた。
自分が足りなくて、必要だと信じる物を与えてきた。


いつか、それらが、掘り起こされることがあったとして。
彼女は何か思うだろうか。




今のアタシには、もう与えられるものがない。



何か困った状況になった時。
使えればいいね。





もう、娘のことを考えて、死ぬことにおびえなくていいんだな。
自分がいなくなった後の娘を思って、心が引き裂かれるような思いはおしまい。


何をするのも、しないのも、やめるのも
みんなあたしのために。


しばらくは、これでいいか。




血圧がおかしいの、メッチャわかる。
頭に血が登り切れないで、シュンッ…シュンッ…ってする。



今日は眠れるのかな。
薬、飲んでおこう。




おやすみ。世界。







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