メモ

避難所。

二歩進んで三歩下がる

事情があって地元から5日ほど脱出していた。

忙しくて疲れたけど


毎回上京する度に感じる、頭上の重石が取り払われたような感覚がした。



地元を出たら



そういう妄想をした。

すればするほど、なんとかなる脇道を見つけるようだった。


おなじような作用が娘にも見られていた。

最終日に、娘が高揚した顔で、自分が上京するに必要な条件をたて並べ、一緒に考えてとまくし立てた時間。


あたしは、あのとき、安心した。

娘が自分の希望を叶えたいと、前を向くだけで、あたしは心底安心するんだと知った。



帰宅してからも、その安心感を追い風に、何かしら動けそうだと思っていた。


昨日、娘が地元の不登校仲間と遊びに行って帰ってくるまで。


たった半日一緒にいた人間関係を肯定するために、娘は自分の希望をくすませて帰ってきた。


あたしはあたしで、今回ハッキリした自分の不安定さに直結している娘の意識の向きようが、影りを見せたことで、薬を足すことになった。



失敗したっていいから

駄目だったーって泣いて帰ってきていいから


あのとき見せてくれた、自分の希望を叶えたいって顔。あの顔ができる方向で生きてくれよ。


それだけで、お母さんは薬が減る

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