メモ

避難所。

7SEEDSのなっちゃんに思う

今日、魚を煮付けながら田村由美さんの「7SEEDS」を読み返していました。


田村由美さんの作品は、BASARAも大好きだった。
7SEEDSも続きを楽しみにして追っていた作品で、完結したんですけど。
凄く良かったー。最終巻を買った後、特装版があることを知って、結局最終巻2冊買ってしまったくらい素晴らしかったー。


思う事、考えさせられること、気付かされること、山の如く。



本来、人の思考回路や、出来事による言動の変化ってこういうものだよなって。
歪んだ自分や家族のパターンに慣れ切ってることを思い出させてもくれます。



今日、なんとなく読み返したくなった7SEEDSのシーン。



狭い人間関係の中で、思い通りにならない憤りからレイプ未遂事件を起こした人物が、危険と見なされて排除されるんだけど。


チーム全体としては、許せる訳がないという姿勢を崩さない。


それでも、陰で自分たちの手助けをする加害者の姿を見た人物は、仲直り出来ないかな。とか個人的に思ったりした。


グズな自分の為に、延いてはチームの為に助言を助力をくれている彼は、きっと後悔しているに違いない。自分たちのチームの力になりたいと思ってくれているに違いない。


被害者が許してくれたら・・・


なんて考えた人物は、なっちゃんという子です。



なっちゃんは、いじめられっ子気質で、人の顔色をうかがうことがやめられず
自分なんて、どうせ、無理ー!というタイプで・・・


あたしから見て、理解できなくもない心理も嫌悪感も応援したい気持ちもタップリな子。



自信もなく、どんくさいなっちゃんが、加害者に陰で沢山助けてもらって
チームの皆に加害者が助けてくれていることを話す決心をします。
なっちゃんは、それでみんなの気持ちが解けてくれたらと思った様子。


ですが。


あたしは平手打ちされたような気持で被害者の台詞を読みましたね。



してくれていることは知っている。
有り難いと思っている。
あんなことになった複雑な理由もなんとなく分かった。
別に今も怒っているわけじゃない。
自分の態度も良くなかった。


ただ怖い。


あたしの為を本当に思うなら、二度と近寄らないで。




他のそれぞれ個性的な登場人物。加害者とは元仲間だった人たちは。
自分が知っている彼の責任感の強さや能力の高さ、個人的な好感はあっても
事件を起こしたことは理解の範疇を超えている。危険だと判断せざるを得ない。
根本的に悪い人じゃない面も知っている。だからといって信用は出来ない。


みたいな感じ。



あたし、ホント学ばせていただきました。



やり直せるんじゃないかとか、きっと変わってくれたんだとか。
自分が触れた一面で判断して、よい関係を保とうとする。


これって・・・うちの母親が「家族が仲良くみんな一緒にいる為に」
アレコレ目隠ししたり、加害者の良い面だけを吹き込んで歩くのに似てる印象を持った。



一見優しく、柔軟性があるように見える。
だけどこの境界線を引けない感じが、加害者を簡単に呼び込んでしまうんだよな。



チームの中で、そういう発想を持ったのは・・・なっちゃんだけだった気がする。


ああ、だから彼女は。と、思わずにいられなかった。





あたしは勿論、娘もこういう傾向がとても強い。
だからなっちゃんに対して、余計にハラハライライラするわけだけど。


取捨選択を自分の意思で出来ない。境界線が引けないということは
だれでもウェルカムではあるけど、何処にも入れて貰えないタイプが紛れ込む。


紛れ込むどころじゃない。


見てよ、なっちゃん。
他のチームメンバーは、加害者の良い面も知っている。
でもあの行動は理解も予測も出来ない。危険だと。


良い面も悪い面も認めて、選んでいるよ。



選んでもらいやすいタイプは、引く手あまただ。
誰でもどうぞ。あたしには選ぶとか偉そうな事できませんから~えへへ~
なんて姿勢でいたら・・・あぶれたタイプがココだー!って集合してくる。



自分と照らし合わせて想像したら、本をブン投げたくなりました。
肝に銘じます。











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