メモ

避難所。

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友達親子の協力あって、娘は受験合格しました。
進学が決まって、必要なものを揃えたりでバタバタ過ごしていました。


今日、娘は久しぶりにお友達と遊びに出かけました。


私は、遠方の姪っ子が小学校に入学するので、お祝いの品物を揃えようとしていました。



のんびり、買い物に出かけようとしていたら、母から電話が来ました。


伯母が亡くなったそうです。





言動に問題が多すぎて、本人も苦しそうで、私は何度か本気で精神科受診をすすめていたのですが。


うらみつらみを綴った手紙と10万円が入った現金書留が実家に届いて。
父と母が敷地内にある伯母の部屋に行ったら、亡くなっていたそうです。
10万円は遺体を片づける費用だということです。


母は、先に入った父に見るなと追い出されてパニックになり、その場で私に電話してきたみたいでした。ただ上記の内容を言って、電話を切ってしまいました。



実家に関係する人間が自害するのは3人目です。



伯母は、とてもとても苦しそうに生きている人でした。
ただ、苦しそうな言動が、他人や物に向かってしまうので、周囲は本当に困っていた。
いつか、誰かを、何かを、取り返しがつかない程、壊してしまうんじゃないかと危惧していました。



他人、実家、自分。
破壊するかもしれない対象が3つ。
視野が極限まで狭くなった中で、超大作の怨念を書き残し、自分を選んだ。



現実味が無いと思うけど、そうか、と、ストンと分かる自分もいる。



ひとつ、引っかかりがある。
母が伯母の相変わらずな暴言を愚痴りに電話してきたあたりに、ケータイに登録していない番号から着信があったことがあって。
警戒心MAXシーズンの私にしては珍しく、反射的に電話に出たのだ。
ただ、そのとき、相手が名乗らず「もしもし?」と言ったのに対して、私は「どちら様ですか?」とたずねた。そうしたら電話が切れた。


あとで妹にその話をして、着信番号を調べたところ、伯母だったとわかった。
伯母だとわかって、私はかけ直す気持ちになれなかった。
周囲をなぎ倒す勢いで問題行動をまき散らして、自分は被害者だと暴れる彼女を受け止める気力も体力もないと自覚していたから。




あのとき、伯母は何を思って電話してきたんだろう。



私が電話をかけ直していたら、何か違ったんだろうかと。





頭の奥でチラチラする。




きっと、悲しくて空しくて苦しくてどうしようもなかっただろう最後。
それを、私は、自分の身で何度も想像してきた。
その想像の自分を、私は見捨てた事にはならないだろうかと。












お通夜、お葬式、どうなるんだろう。
そして、私はどうするんだろう。



私の実家は、なんなんだろう。



ほんと、なんなんだろう。







娘が帰ってきたとき、楽しかっただろう報告を、そのまま受け止められるように。
とりあえずイマココをメモして、とんぷく飲んで、ご飯の支度しよう。

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